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ぽるてひろば 東洋医学: 2013年8月アーカイブ

鍼・灸・マッサージは効くの?(効果について)

皆さん、一度は「鍼灸・マッサージって、どうして効くの?」と疑問を抱いた事があると思います。
少し難しいかもしれませんが・・・(^_^;)効果について簡単に書きます。

一般的に、鍼灸治療やマッサージは 肩こり・腰痛・神経痛 などの病気でないと受けられないと思っている方が意外と多いんです。
が・・・そんな事はないのです。
病気でなくても、多くのつらい症状の改善に効果があります。

鍼灸マッサージ治療は、全身に300を超える経穴(=いわゆるツボです。)があり、経穴に刺激を与える事によって以下のような作用がみられると一般的には考えられています。
調整作用 - 組織、器官に一定の刺激を与え、その機能を回復させる。
  鎮静作用 - 疼痛や痙攣のような異常に機能が亢進している疾患に対して行う。
  興奮作用 - 知覚鈍麻、消失あるいは運動麻痺のような神経機能減弱、内臓諸器官の機能減退に対して興奮させる。
誘導作用 - 血管に影響を及ぼして充血を起こして患部の血流を調節する。
  患部誘導法(患部誘導作用) - 患部に鍼を打つことで打った部位の血管を拡張させ患部に血液を集める。
  健部誘導法(健部誘導作用) - 健部に鍼を打つことで打った部位に炎症部などの集まった血液を健部に集める。
反射作用 - 痛みや温度で刺激して、反射の機転を利用して治療を行う。
その他の作用
転調作用 - 自律神経失調症、アレルギー体質などの体質改善で用いる。
消炎作用 - 白血球を増加させて患部に遊走させたり、リンパ系を賦活させることで病的な滲出物の吸収を促進。
免疫作用 - 白血球を増加させて、免疫機能を高める。
防衛作用 - 白血球を増加させたり、免疫系(網内系)を賦活させたりする。

上記のような作用により、その方の「回復力・調整力」を引き出し、血流の改善や筋緊張の緩和、疲労回復、自律神経の調整、鎮痛作用、免疫力の活性化を行い多くのつらい症状の改善に応用されます。

このように鍼灸マッサージ治療は、「少しでも身体をより良い状態に近づける!」事なのです。
よってご病気でなくても、「あれっ、いつもと身体が違うなぁ~。」「重たい。だるい。気分がすぐれないなぁ。」といった状態でも、気軽に受けて頂ければよいかと思います。




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